基肥一発ほ場では、穂肥の必要はありません。
分施のほ場では、まもなく穂肥時期になります。
令和元年年6月19日
滋賀県東近江農業農村振興事務所農産普及課
5月第3半旬から6月第1半旬まで高温に経過しましたが、それ以降は、平年並の気温となりました。現在の生育は概ね平年並みであることから、幼穂形成期も平年並と予測しています。
分施のほ場ではこれから穂肥の施用時期になりますので、以下の注意点を参考に実施してください。
穂肥時期(幼穂形成期)の目安
○出穂の25日前、幼穂長1㎜(幼穂形成期)が施用時期です。
○穂肥施用時期の目安は、早いところで、
4月下旬植 5月連休植 5月中旬以降植 |
6月24日頃 6月26日頃 6月末~ |
なお、ほ場によって生育の進み方は異なるので、ほ場ごとに幼穂を確認してください。
穂肥時期と施用量の基準
○穂肥の基準量は、窒素成分で3㎏/10aです。
○大豆跡では、穂肥の量を基準量の7割から5割(窒素成分で2.1~1.5㎏/10a)に減らします。
○穂肥が遅れると玄米タンパク質含有率が上昇し、食味低下につながるため穂肥は遅れないようにしてください。
○「みずかがみ穂肥一発」など基肥一発肥料を基準量施用したほ場では、穂肥の施用は不要です!!
水管理
○出穂期前後は、水稲が最も水を必要とする時期です。
○穂肥の施用前に入水します。基肥一発肥料のほ場も幼穂形成期に入水します。
※環境こだわり栽培で長期中干し(14日間以上)を選択されている方は、中干し日数を優先させてください。
○出穂前後の各3週間は常時湛水期間です。5月上旬植では、7月初旬から常時湛水期間になります。