令和2年(2020年)7月9日
滋賀県東近江農業農村振興事務所農産普及課
(東近江農業普及指導センター)
湖東農業協同組合 営農販売課
降雨等の影響で、播種済みのほ場では滞水しているところが多くみられます。また、播種できていないほ場も散見されます。このようなほ場では、以下のような対応をお願いします。
1.排水対策
大豆は、播種から出芽までの間の湿害に弱いので注意が必要です。ほ場が湿気た状態で無理に播種すると、発芽不良や欠株が発生します。また、すでに出芽しているものについては、生育が抑制されます。
→ほ場に水がたまっている場合は、排水対策をできるだけ早く行いましょう。
2.播種
7月中に播種するのが望ましいので、無理をせず、ほ場が乾くまで待ちましょう。
土壌水分が多いと思われる場合は、播種深を3~4㎝とし、深まきは避けましょう。
播種が遅れているほ場は1~2割程度種子量を増やしましょう。
3.雑草対策
土壌水分が高いと雑草の繁茂が懸念されます。
播種時の土壌処理剤は、大豆が発芽すると散布できませんので、播種~除草剤散布まで連続して作業をするようにしましょう。