令和元年(2019年)7月2日
滋賀県病害中防除所
斑点米カメムシ類の発生源となる畦畔の草刈りを徹底しましょう
病害虫名:斑点米カメムシ類
対象作物:イネ
6月下旬実施の畦畔における斑点米カメムシ類のすくい取り調査において、発生量は過去7か年で最も多くなりました。一部地域でホソハリカメムシ等の大型カメムシが発生しており、アカスジカスミカメも発生量が多くなっています。
また、畦畔で出穂したイネ科雑草が確認されたほ場の割合は86%と、平年(63%)を大きく上回る状況となっており、斑点米カメムシ類の発生源になると思われます。
水稲の出穂2~3週間前と出穂期に、畦畔の草刈りを実施し、水田への斑点米カメムシ類の侵入を防ぎましょう。なお、5月10日移植の場合、「みずかがみ」では7月22日頃、「コシヒカリ」では7月27日頃が過去6か年の平均出穂期となります。